建替えかリフォームか?(2)
古民家にすむ者として、まずは建替えを検討し、各住宅展示場などを見に行くことにしました。
住宅展示場へ行ってみた
住宅展示場では、いろいろなハウスメーカーが、参加し1つの区画にモデルルームを展開しています。
当初は建替えを検討していたため、下記点を確認する為です。
・お家がいったいいくらくらいするものなのか?
・どのくらいの規模の家がどのくらいの予算が必要なのか?
と言うやっぱり予算的な物です。
住宅展示場に行くと、そのハウスメーカーの最大の技術を使い、こんな家いいな~と思って貰えるような、家を最大限見せてきます。
正直3,000万円~4,000万円の家ばかりと言う感じでした。
住宅展示場へ行った時の失敗談
住宅展示場へ行ってからというもの、お家は高いな~。でも、綺麗なお家はいいな。という結果にはなりましたが、最大の失敗は、個人情報を残していった事です。
ほとんどのハウスメーカーでは、個人情報を書かせることはありませんでしたが、一条工務店の展示場に入った時、名前と住所を書いてください。と言われ…。
自分)これ書くとお家に来たり、何か届きますか?
一条)あっ!全然そういう事ないですよ。
自分)じゃ~仕方ないか…。
ということで、個人情報に関する決まりなどの確認もなく、書いてしまい、とりあえずお家を見ることに。
何も来ないという事だったのですが、何残っちゃもなく、翌日一条工務店の営業マンが自宅に来ました。
あれ?先日はどうもありがとうございます。と言うお礼だったのです。
しかし、毎週のように家にやってきて、今週は展示場にて「○○」があります。と言うイベントの告知に…。
→ 本気で新築を建てる計画のお家だったら、一条さんにお願いするのかもしれないですね。
2ヶ月くらい毎週顔を見せに来て、ある種こっちもそろそろ限界になってきた所で、今度は毎週直接家に来る勧誘から、郵送にて毎週案内の郵便物が届くようになりました。
6ヶ月くらい我慢しました。
そろそろ郵便による案内にも、我慢が出来なくなってきたので、一条工務店のホームページから、個人情報を書くときに確認したのに、営業まが毎週来る。勧誘のハガキが毎週届くどうなっているのでしょうか?と確認した所、詫びのメールとともに、届く事はなくなりました。
本ページ上にて、後半書いていますが、新築でも住宅展示場はお勧め出来ないと、リフォーム会社の(営業マンではなく、設計士さん)から言われました。
ハウスメーカーの展示場へ行ってみました
前回の失敗を経験に、 別件の仕事もあり、今度は1つのメーカーが実施する住宅展示場に行ってきました。
今までのいくつかのメーカーが集まる展示場と違い、1つのメーカーの独占的な展示場です。
1.駐車場に到着
2.駐車場から降りて、お家を見に行こうと近づくとモデルハウスに事務所で一度受付ください。と書かれてありました。
3.事務所に向かおうとした所で、担当者登場です。
4.受付にて名前と住所を書きます。
(前回の失敗を元に、ハガキなどは送らないでくださいと…)
5.モデルハウス2つ見ました。
1時間くらいですが、予算を気にせず作られたお家、予算を抑えたお家の2種類が展示されていました。
6.事務所に戻りアンケートに答えると言う形で、今後の方針相談
7.帰宅へ(お見送りあり)
このような感じでした。
子供連れですが、事務所に居るときは、別のスタッフが子供の面倒を見てくれて、遊び場もある感じです。
実際に住宅展示場ではなかった事としまして、事務所でのアンケートの際、今後どういう順番に進めていくのか、住宅ローンの進め方や、実際に今回訪れたハウスメーカーにかぎらず、お家をお願いするのなら、どういう手順がいいのか、親身に教えてもらえ、良い経験だったと思います。
全国区で有名なハウスメーカーさんは、 全国の工務店と繫がりはありますが、やっぱりどこかで数・受注数を稼いでコソの企業になっています。
地域密着のハウスメーカーさんにも売上あっての会社だと思いますが、やっぱりお客さんの状態を把握してからの、商売が根底にあるように感じました。
新築そっくりさんを見に行ってみました
いろいろなハウスメーカーさんのお家を実際に見に行ってみて、少しずつ現在の法律上、80年も前の建物と同じサイズの建物へ、新築にて建て替えることが出来ない問題があることを知りました。
自分の中で、上のような理由と金銭的問題から、少しずつリフォームと言う方向に気持ちが傾いてきました。
そんな時見つけたのが、「新築そっくりさん」のチラシ広告です。
もちろんリフォーム番組を見て、リフォームすることで、今住んでいる住まいが新しくなることもある程度知識があったりします。
とにかくリフォームした家を見てみたく
すぐ近くにて、新築そっくりさん主催のリフォームしたお家の展示会がありましたので、見に行ってみることにしました。
新築そっくりさん曰く、同じ地域にとにかく幾つもの案件を同時進行で進めている為、展示会が無い週でも、ご連絡をいただければ、工事中の建物を見ることもできるそうです。
まずは新築そっくりさんの展示会に到着です
お天気のいい午前中、比較的他にもお客さんが来ているであろう?時間帯です。実際にリフォームされたお家に行ってみると、自分のお家とそっくりなのです。
1.基礎は石の上に柱が乗っている柱
2.天井の低い2階
写真は我が家の2階なのですが、曲がった梁、屋根の中央部が一番背が高く、南北に天井が斜めを向いている作り。まんま同じお家でした。
そんなお家が、見事にリフォームされているのを見た瞬間。もはや建替えではなく、リフォーム決定の瞬間でした。
リフォームの見積もりについて
新築そっくりさんに見に行っても、実はこのお家おいくらくらいかかるの?と聞いても、教えてくれないのです。
さらに追求して費用について聞いて見ると、やっぱり現状のお家を見てみないと、見積もりの方は回答が出来ないと言う事のようです。
しかし、新築そっくりさんは定額制度ということを教えてもらえます。
はじめにお見積りで一定額提示すると、それ以上は費用が発生しないと言う方針だそうです。
でも、確実に新築を建てるよりは安く上がるとおしゃっていました。
築80年のお家をリフォームするにあたり
築80年の古民家をリフォームするにあたり、気になる点やびっくりした点をこの時新築そっくりさんの営業マンさんに聞いてみました。
問:石の上に乗っているような基礎だけどリフォームした家は?
回: 玉石基礎と言うのですが、昔の技術は本当にすごく、石の上に柱を載せて、梁でつないている古民家は、下手に基礎を触らない方がいいそうです。
現在のお家と古民家と言われるお家の柱や梁の組み合わせが全く異なっており、古民家には昔からの知恵がしっかり生かされた素晴らしい技術を使われているそうです。
もちろん、石が割れている、柱が腐っているなど修復箇所があれば修復し、出来る修繕は行うそうです。
↑この回答は本当に驚きでした。基礎はやり直すのかと思って居たのですが、玉石基礎には玉石基礎の良い所もあるとの考えだそうです。
問:2階は天井がめくれ、梁がむき出しで仰天
回:やっぱり古民家は2階が住まいではなく、物置として作られている所が多く、2階の梁をむき出しにし、天井を出来る限り高くすることで、開放的にすることが出来ます。
リフォームのテレビ番組で、何度か天井まで高くしている家を見たことがありますが、実際それは最終手段=あまりやらないリフォームだそうです。
問:どのくらいでリフォーム出来るのですか?
回: お家の大きさがリフォーム内容にも寄りますが、その時見に行ったリフォームのお家では、施工期間3ヶ月で終わったとの事です。しかも、家主の方々は住みながらリフォームが出来るとのことです。
これにはかなり驚きました。新築そっくりさんのリフォーム物件は、ほとんど住みながら施工作業が行われるそうです。
ということで、リフォームをするぞ!と言う決意で、次の章に進むのです。